ど〜も、トクさんです。
この春から新人看護師として入職予定になっている方はたくさんおられると思います。
ほとんどが病院勤務で、配属する病棟を発表され、その病棟でついに看護師として働いていくことになると思います。
実習がんばりましたね。
国家試験がんばりましたね。
看護師になりました。これから華々しくデビューするんです。
でも、、、
新人看護師さんの中で新卒採用者が離職する率というものがあります。
2020年日本看護協会の調査によると、8.6%(12人中1人ぐらい)の方が残念ながら辞めてしまってるんですね。
そう言われるとなんだか怖い世界かなって思ってしまいますよね。
先に言っておきますが病院・病棟によって全く違います。
もしあなたに合わない場所だったとしても、それが全てではありません。
必ずあなたに合った病院・病棟があります。
そこで働いている人はあなたの合わなかった人ではありません。
必ず働きやすい場所があります。これをまず念頭に置いといてくださいね。
でもとりあえずまだ合うか合わないかわからない状態で働くわけですから是非どのように過ごしていけば良いのか参考にしてみてください。
こうすれば大体どこでも上手く過ごせると思います。
挨拶は元気にはっきりと言う!
社会人となったらやっぱり挨拶は大事です!!
看護実習でも挨拶はしておられたと思いますが、そんな感じです。
やはり学生気分でいてもらうのはあまり良い印象ではないので、社会人としてまずはしっかりと挨拶してください。
朝病棟に来たら先輩全員におはようございます!
夜勤明けの先輩にはお疲れ様です!
自分についてくれる先輩にはよろしくお願いします!
何か教えてくれたり、してくれたりした先輩にはありがとうございました!
指導や注意を受けた時はすみませんでした!
もうこんなんはとりあえず大きくはっきりと言うてください。
やはり挨拶は第一印象につながります。
10年もやっていると後輩がどんどん出来るんですが、挨拶がどんどん小さくなっていくのがよくわかります。
そんな古い部活みたいな。。
めんどくさ。。
何でそんなん言わなアカンの?
色々思うことはあると思います。時代の移り変わりもわかっています
が!!
要は新人らしく元気でフレッシュさを出して欲しいと先輩・上司は思っていたりします。
言葉は悪いですが気持ちがこもっていなくてもこうしておけば良いんです。
それでも周りからのあなたの印象は全然違います。
看護師をしているとどんどんフレッシュさというか元気はなくなっていく感じがあります。
新人さんが元気に挨拶してくれるとこっちも自然と明るく元気にもなれます、病棟の雰囲気も明るくなるんです。もちろん先輩が明るい挨拶してくれてるとなおさら良い病棟だなって思います。
病棟が明るくなり、看護師が元気良く明るく看護できることは、それはつまり患者さんにも良い影響を与えることになるんです。
メモは絶対に取る!
メモは必須!!その場で覚えられるほどの量じゃありません
これは必須です!
とりあえず見たもの、教えてもらったこと、感じたことはメモをとってください!
最初はみんな大体取るんですよ!これが半年もすればメモ取らなくなるんですよね〜。
やはり膨大に覚えることがあるので、1年目でメモを取らずに頭の中で留めておくことは不可能に近いです。
必ず新しいことにはメモを取る癖をつけてください。
頭で記憶するのにも限界があります。後でカンペのように見れるようにすれば良いんです。
新人さんはそれで良いんです。
メモも取らずにこの前教わったことが次にあった時『え〜っと。。。』ってなると良くないです。
先輩からしたら『そらこの前教えた時メモも取ってないから覚えれるはずないよね』ってなります。
長年看護師をしていると記憶力結構あったりします。
なのでこの前指導したことも覚えていますよ!!気をつけて!!
何回も教えるほど余裕はないです。
この子は覚える気がないって感じに思われます。
覚えていなくても、メモしたことを見れば良いんです。
ここは学力を測るところではないので、正確に患者さんの状態を観察、対応できるようになれば良いんです。
積極性を出す!
トクさんはなかなか積極性を出すのが苦手です。。。
これは出来る人と出来ない人といると思います。
でも苦手なトクさんが言うのも何ですが、出来れば頑張って積極性を出して欲しいなと思います。
どうやったら積極性が出せるのか?
新人さんからすればとにかくいつも新しい検査・処置・看護技術を見る機会があると思います。
そのセンサーを敏感に察知してください。
先輩が『もうすぐCV(中心静脈)カテーテル入れるって』とかチラッと聞こえたとしましょう。
新人のあなたは『見学させてもらって良いでしょうか』とついてくれている先輩とその受け持ちの先輩看護師に伝えてください。
よっぽどじゃない限り『ダメ』って言われることはないと思います。
見学です。
ですが文字通り見て学ぶですので、必ずメモも取ってください。
医師によっては、これはこういう理由でやってるんだよって教えてくれる医師もいます。
是非自分の知らない、見たことない検査・処置・看護技術があれば積極的に見学しましょう。
でも見学にも回数があります。何回も見てしまうとまだ見学するの?ってなりますので、最初は見学、それを仕事が終わってから学んだことをまとめて復習してください。
技術テストではないのでそのまとめた資料をカンペとして使えるようにしておけば良いです。
その見たいです、知りたいですは積極性に反映されますね。
アセスメント力をつける!
これは看護師の方ほとんどが苦手に思っています
これは看護師全員の話にはなるんですが。。。
アセスメントをすることが難しいと感じている方が大多数です。
長くすればするほど細かい知識がなくなってきます。
日々勉強していかないといけないのはそういうことです。
1年目でアセスメント力をつけて行動しないと、2年目からはただ業務をこなす人になります。
業務をこなすだけなら誰でもできます。
そこにアセスメントを入れることで今患者さんはどのような状態になっているのか、適切な対応をすることが出来るんです。
トクさんは毎年新人さんに、1年目はとにかく考える力をつけて欲しいって良います。
自分の中で根拠を持って行動して欲しいんです。
その根拠が間違っていたら先輩が修正します。
でも何の考えもなしに行動してしまうと患者さんを危険に晒すことになりかねません。
だから根拠が必要なんです。
私は〜の情報から〜となる可能性があるため、〜しました。
って言うのと、
とりあえず〜なので〜しました。
とでは全く信用性が違いますよね?
そこのアセスメント力がないと単調な考えになってしまうんですよ。
是非頑張って勉強して、自分の行動に根拠を持って動くようにしてください。
とりあえず先輩の動きを盗む!
これが1番早く覚えていく近道でもあります
これは絶対にしてください。
最初はもう先輩の動きが早すぎて何やってるかわからないと思いますが、部分部分で盗んでいってください。
点滴の加薬方法、看護技術、目にみえる動きは盗んでください。
ただここで注意です!!
例えばA先輩がしていた行動を自分がした時にB先輩が『違うよ、こうしてね。何でそうしたの?』って指導が来た時『A先輩がこの前してたんで。。』なんて絶対言わないでくださいね。
これめっちゃ地雷ですよ。怒られますよ。
なぜ怒られるかと言うと上記で言った通り、自分の中に根拠がないからなんです。
A先輩はその時にアセスメントした上でその対応をしています。
でもあなたは動きだけ一緒にして、そこになぜこうした方が良いのかって言う根拠がないから怒られるんです。
上述したように自分の中で根拠を持ってする大事さがわかってくれたかなと思います。
病棟の物品を覚える!
自分がこれから働く病棟です。是非どこに何があるか覚えましょう!
とにかく早く病棟の物品を覚えて欲しくて、どこに何があるかを把握してください。
1人で大変なら同じ病棟に配属された同期と分担しても良いです。
やはり命を預かるところであり、容体が急変することもあります。
そんな時新人のあなたにできることはとても少ないと思います。
先輩がしている中あなたに出来ることは必要な物品を持ってくることです。もちろん救命中は記録を書くとかっていうのもありますが、やはり必要な物品を持ってきて欲しい時に持ってきてくれる新人さんは最高です。
なので入職したら早急にどこに何があるか覚えてください。
そしてその物品がどういった時に使うかも調べてたら尚更良いですね。
自分のためにもなります。
救急カートの中身や病棟のストックとして置いている薬とかもあれば覚えておいてくださいね。
勉強やってる感を出す!
言い換えれば効率よく勉強すると言うことです
これもちょっと言い方が悪くなりますが、やはり先輩からすると新人さんが勉強しているか気になるところです。
やはり学生の時と違って直接患者さんに侵襲を与えることもあるわけですし、ちょっとしたミスが大きな事故になりかねない場合もあります。
勉強はしてください。先輩らは勉強しているかは実際に勉強しているものを見ないと新人さんがどこまで理解できているかわかりません。口頭で全部答えてくれたら良いですが流石に難しいと思います。
ここでなぜ『やってる感を出す』にしたかと言うと、本当に膨大すぎて頭で全て覚えるのは難しいからです。
でも例えばパソコンでどこかのまとめサイトからコピペした様な勉強方法ではこれわかってるんかな?って信用性も落ちます。
なのでトクさんのおすすめはパソコンでまとめた資料に、【手書き】で絵を書いたりここがポイントって言うプラスαを付け加えることですね。
そうすればやってる感も出ますし、自分にも見やすい勉強資料になり、良いと思うんです。
タイムスケジュールを決める!
看護師は全員求められるスキルになりますね
看護師にとって必要なタイムスケジュール。その日1日でどんな動き方をすれば業務がうまく進めるか決めることです。
看護師は複数人を受け持つので、必ず多重業務になります。
なのであらかじめ今日の1日のスケジュールを決めることが必要になってきます。
そこに緊急検査、急変、入院といった割り込み業務が出て一気にスケジュールが崩れる時もありますが、早いうちに出来るようになりましょう。
後半に余裕を持っておかないと入院が来たりして先輩がとることになったりします。
やはり入院を取ることは色々な経験値になるので出来るだけ新人さんは率先して取るようにしてください。
これは少し後の方になりますが、入院患者さんが来たときのやり方を教えてもらったら入院来るけど取れる?ってなります。
そして先輩から振られたら『はい、取ります』と言いましょう。
もちろんその時に何も終わっていないかもしれませんが、それはタイムスケジュールの組み方が悪かったのかもしれません。
先輩もちゃんと見ているので中にはいるかもしれませんが基本的にはメンバーの業務量を見ながら振ります。
理不尽な方される場合もあるかもしてません。その時は正直に助けてほしいと言ってください。
そこで助けてくれない人は間違った指導をさせています。その人を見本にはしないでください。
本当に勉強にはなるので率先して入院が取れるように調整して取る様にしてください。
毎日目標を決めて行動する!
新人時代は特に目標を明確化してください
とりあえず、毎日の自分の目標を考えましょう。
明確に目標を決めて先輩看護師に伝えることで達成もしやすくなります。
小さい目標で良いです。
今日は〇〇が出来るようになるで良いです。
その目標を決めることで後で振り返りしやすくなります。
出来たか、出来なかったか、出来なかったのは何故か?という感じですね。
それでもダメだったら
上記のことをやっていても、先輩から注意を受ける。
納得できないような理不尽な怒られ方をする。と言った場合にはそれは先輩の指導方法が間違っています。新人のあなたを標的にしているんやと思います。
そんな指導は間違っています。
良し悪しはあると思いますがみんな平等に指導していく必要があります。
新人のあなたも態度には気をつけてくださいね。
学ぶ姿勢、聞く姿勢を常に持っておいてください。
ただ病院を変えるというのも一つの手です。
冒頭にも言ったように必ずあなたに合った病院、病棟はあります。
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