ど〜も、トクさんです。
今回は看護学生の1番重要な授業『看護実習』についてお話しします。
これが今後看護師になるにあたって大事な所ですので是非参考になれば嬉しいです。
では行きましょう。
看護生活の大部分はもちろん授業=勉強です
もちろん看護学校それぞれでカリキュラムが違うと思います。
トクさんの看護学校ではざっとこんな感じでした。
- 1年生・・・授業と看護実習(3日間)
- 2年生・・・授業と看護実習(3週間)
- 3年生・・・看護実習(4月〜12月 3週間1科目の実習をローテーションしていきます)
看護実習科目
成人看護学 老年看護学 在宅看護学 小児看護学 母性看護学 精神看護学 看護統合実習
それぞれ見ていきましょう
と、その前に・・・
実習に行く前に用意しておきたい持ち物
看護学生の必須な持ち物についてお話ししますね
- 3色ボールペン
- ポケットに入るメモ帳(後で整理しやすい物)
- 聴診器
- ポケットサイズのカンペ(検査値やスケール表)
こんだけあれば最低限なんとかなります。
特に聴診器は看護学生の時から必須です。
一回買えば長持ちするんで是非買っておくと良いでしょう。
トクさんもリットマンの聴診器を学生時代に買いました。
いまだに買い替えずに現役で使っていますからね。
今はさらにカラーバリエーションも豊富なのでみんなと違う自分だけの聴診器を選んでも良いのでないでしょうか!?
色が似てるとよく間違えるんですよ、、、
だから似てる色の方は何かしらのキャラクターを着けたりして他と違うようにしている方もいます。
3M リットマン クラシックIII ステソスコープアンファミエにナースグッズは揃っております。お世話になります。
それでは実習について話していきますね。
成人看護学実習
これが1番大変でした
手術侵襲により急性期にある対象を全人的に理解し、危機的状況から回復への看護が展開できる能力を養う実習
これが以前この記事で書いたトクさんの1番怖かった実習ですw
以前書いた記事も参照下さい。
手術前・中・後と看護展開していかないといけないのでとりあえずスピード勝負でした。
刻々と患者さんの状態も変化するのでもう必死でした。二度とやりたくない実習ですねw
老年看護学実習
今や一般的、患者さんは高齢の方がとても多いです
病院での治療を経て、他職種と連携しながら退院に向けた調整を必要とする対象の、継続看護を展開するための基礎的な能力を養う実習
これに関しては現在超高齢化社会であるため、基本的にどこの病棟に行っても老年看護学になります。
リハビリ病棟の場合もあるし、上記の周手術期の場合もあります。
基本的な看護展開をしていく実習になります。周手術期の病棟に行った場合もう絶望ですw
トクさんはリハビリ病棟でしたので最悪の事態は免避けれましたw
在宅看護学実習
在宅で独居の方もいます。地域のみんなで見ていく必要がありますね。
地域における対象の様々な生活の場を理解するとともに、他職種と連携しながら対象を支えるための基礎的能力を養う実習
ここでは実際に訪問看護=自宅で看護サービスを受けている利用者さんの所に実習をしにいきます。
ここで覚えているのはALS(筋萎縮性側索硬化症)の方を受け持たせてもらい、発声ができず、会話はホワイトボードでの筆談。そこに『国家試験頑張ってください。応援してます。』って書いてくれました。絶対に合格する!!って改めて頑張ろうって思えた瞬間でした。
小児看護学実習
子供達の凄さ、パワーを感じることができます
小児期にある対象の特徴を理解し、成長発達段階•健康段階に応じた看護実践ができる基礎的能力を養う実習
この実習はみんなの楽しみでした。なぜなら子供たちと触れ合えるからです。
幼稚園でもうひたすら追いかけっこしていましたね、もう可愛いのなんの。
養護学校にも行き、ここのみんなのパワーにも驚かされました。
楽しい実習は本当にあっという間に終わってしまいましたね。
母性看護学実習
実際に出産の場面に立ち会うこともあります
妊産褥婦及び新生児の特性を理解し、看護を実践する能力を養う実習
ここでは実際に出産を控えた妊婦の方を受け持ちます。
さぁここが男性看護学生には大変。
トクさんは紛れもなく『男』です。
妊婦の方はもちろん高齢出産でなければ基本皆さん20代〜30代の方です。
女性の皆さん、自分が妊娠し出産することを思い受けべてください。
そこで看護学生とはいえ男性に見てほしいと思われますか?
やはり恥ずかしい、見てほしくないと言った感じも感情として出てきますよね。
もちろんそれは仕方のないことです。
なので拒否をされる場合も、もちろんあります。学生に受け持ってもらうことは強制ではありません。
必ず学生がつく時は説明、同意をいただいてからです。
きっと見れないだろうと思っていたのですが、とても寛容な妊婦さんに出会い出産も立ち合わせていただくことができました。
トクさんも去年10月に子供が産まれましたが、コロナ禍であり出産場面には立ち会えなかったです。
その当時は出産場面なんてもちろん初めてでした。
生命の誕生、母の強さ、どれもが神秘的でとても感動しました。
最後に写真を一緒に撮ってほしいと言っていただき、後日写真も送ってくれて今でも大事な宝物です。
精神看護学実習
コミュニケーションと言っても疾患を踏まえながらしないといけません
精神看護学の対象を理解し心の健康を保持•増進するための援助や精神に障害を持った患者及び 家族の看護に必要な知識•技術態度を学ぶ実習
ここはまた別世界のように感じました。
レントゲンや血液検査のように身体の情報が見えるわけではありません。
1番見えない『心』の部分を看護していく必要があります。
もちろん見た目は全く普通のどこにでもいる感じです。
安定していたら病気になっているかなんてこともわかりません。
トクさんにとってはとてもやりがいのある、むしろより興味を持った実習となりました。
看護統合実習
これが最後の実習です
既習の知識•技術•態度を統合した看護行為の実施により、看護実践能力の基礎を養う看護サービスマネジメントを理解し問題解決に向かう思考を養う実習
ここはもう実習の最後、総まとめでございます。
もうあとは国家試験に合格し看護師になります。
実際に看護師さんと同じように動いていきます。【もちろん免許がないと出来ない行為:採血や点滴といった医療行為は絶対にしませんよ】
ここではもう指導者さんから『もう出来るよね?』って感じで見られます。
まぁ恐ろしい。
といっても指導者さんも人ですので様々な方がおられます。
優しい人も居れば、冷たいけどとても勉強になる人もいます。
終わりに
ざっとではありますがこれが看護実習です。
何とか体調もそこまで悪くなることもなく(ちょっとご飯食べれなかった時期はあります)
一度も休むことなく完全に乗り越えれたと思います。
学校によってはもっと細分化されて項目が多かったり呼び方は違うかもしれません。
実はトクさんの妹も看護師になっているんです。
トクさんとは別の看護学校なんですが、もう実習レポートが半端なく多かったんです。
見た感じトクさんの所より、リアルに3倍はあったと思います。
毎日ヒーヒー言いながら頑張っていました。
看護師歴としてはトクさんの1個下なのでトクさんも新人でまさにヒーヒー言うてる時でした。
もう妹も限界、どうしても出来ないとトクさんに泣きついてきたことを覚えています。
と言ったように学校によって全然評価方法が違うかったりします。
それだけ詰め込んだ方が良い看護師になれるかと言ったらそうではありません。
看護師国家試験は皆一緒です、合格すれば看護師として同じスタートラインに着きます。
そのスタートラインからどのように経験していくか、どんな病院に行くかで経験値も変わってきます。
と言ったように看護師全員がこの実習という大きな壁を乗り越えています。
ここを乗り越え、国家試験に合格すると晴れて看護師になることができます。
聞いてると嫌やなって思うかもしれませんが本当に色々な方に出会えて、色々な考え方があり、これからの自分のこんな看護師になりたいという看護師像も形成されていくとても大事な科目です。
この実習という大きな壁を越えて看護学校を卒業してください。
そしてもう一つの大きな壁である看護師国家試験を突破し、看護師になってください。
看護学生では見えなかった部分が見えるようになります。
看護師になってからもきっと大変なことは多々あるでしょう。
でも私たち先輩看護師は皆さんが来ることを楽しみにしています。
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