看護学校の3年生の皆さん実習お疲れ様でした。
ど〜もトクさんです。
長い地獄のような実習の間に国家試験の勉強をして、そして地獄に戻るを繰り返した1年だったのではないでしょうか?
わかります。トクさんも実習先によっては最初の1週間ご飯食べれない状態が続きました。
今回はこれから実習に向けて不安な方へ先輩として指導する立場としてお伝えできればなと思います。
一番キツかった看護実習は?
その実習は『成人看護学 周手術期看護』です。
手術前・中・後と看護することで患者さんはどう変化していくのか、そこでどう関わることが必要なのかを学ぼうと言うことですね。
これが一番辛かった・・・何がって。。
実習指導者さんがめっっっっちゃ怖かったんですーーーーーーー!!!!!
看護学生って実習に関してはすごい情報共有します。
『〜病棟の○○さんめっちゃ怖い』
『ここすごいつっこまれるで』
すぐ噂が流れてきますw
なので私がその当時一番厳しいといわれる指導者さんの所に行くとなった時はもう必死でした。
看護実習ってどんなことをするの?
各学校のカリキュラムによって実習内容は全然違うとは思います。
トクさんの看護学校では1年生の時は主に患者さんとのコミュニケーションでした。
2年生から本格的に看護目標から看護計画を立てて、行動計画、行動目標に沿っていきました。
3年生ではもう出来るよね?という怖い見られ方をしながら実習をしていました。
前日ぐらいに患者さんの簡単な情報をいただきます(名前と疾患名=今患っている病気)
当日にまずは病棟のオリエンテーションをしてもらい電子カルテから情報収集して実習スタートです。
実習が始まる前に準備しておかないといけないものは?
学生として実習を乗り切るにはとりあえず、『知識』という武器をとにかく集めて
どれだけたくさんの情報を引き出し整理することで患者さんの全体を知ることです。
現在高齢化社会をこえ超高齢化社会とも言われています。
トクさんの病棟でも80歳以上の患者さんがほとんど病室を埋めています。
長寿化もしており、100歳以上の患者さんが来ることもそんなに驚かなくなってきました。
そうなると家族さんも息子・娘とは言っても70歳〜80歳になります。
これがいわゆる『老々介護』ですね。
疾患はもちろんのこと、何十年と人生を歩んできた方には今までに色々な背景があります。
いっぱい病気をしてきた人、病気を乗り越えてきた人、一回も病院に来たことがない人と様々です。
その背景をいかに取り込んで、整理して、その人となりを理解していくということがとても難しいですね。
勉強だけで精一杯っていうのもわかります。
でも疾患だけではその患者さんを理解することはできません。
その背景を捉えることが本当に大事な所なんです。
これから看護学生になる方、看護学生1年生、2年生、これから新3年生になる方、実習がきっと嫌な所になるとは思います。でも学べることも山ほどありますので、これから自分の長く続けるであろう看護師人生のプラスになると思って乗り越えてください。
今怖い指導者さんもいると思いますが、その方も実習を乗り越えています。
そんな指導者さんも、学生の時は泣いていたかもしれません。
ご飯食べれなかったかもしれません。
でもみんな乗り越えているんです。
実習は必ず終わりが来ます。だいたい3週間ほどではないでしょうか?
大丈夫です。そこで落ち込んでしまうことがあっても次の実習先ではうまく行くかもしれません。
教える側も看護学生のパワーってすごいって思っていますよ
正直学生さんのパワーってすごいんです
もちろんトクさんも学生さんを教える場面は多々あります。
基本的に学生さんが受け持つのは1人の患者さんです。
毎日同じ患者さんにつくので、その期間内では恐らく学生さんの方が情報を得ることができるんです。
入院前はどんな生活をしていた?
好きな食べ物は?好きな飲み物は?
まず最初の一口は飲み物から?ご飯から?お味噌汁から?
趣味は?一人でしてた?友人としてた?家族としてた?
挙げたらキリがないです。
その人を理解するんですから細かければ細かいほどその患者さんを理解することができます。
病気が治ればその人は退院できて今までと同じような生活を送ることが出来ますか?
なるべく今までと同じような状態で高齢の患者さんではまず難しいです。
ではどうなれば同じような生活ができるようになりますか?
それがつまり問題点ですよね?
その問題点に対して自分は何をする必要があるのか?そこを考えていってください。
そこにはきっと解剖生理学やアセスメントといったことが必ず入ってきます。
根拠を持って動くように心がけましょう!!
トクさんが学生の時に指導者さんからの言葉でずっと残っていて学生さんにも言っているのが
『看護師のしていること全てに意味がある』です!!
これを胸に秘めて、自分の行動に必ず根拠や理由を持って今も看護師として頑張っています。
10年経って次のステップも考えています。
皆さんも頑張っていきましょう。
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